張本勲さんが亡くなった。
もう10何年か前、東急線の駅でお見かけしたことがあったけれど、デカかった!
張本氏の現役時代の身長体重は私の現役時代(何の?)とほぼ同じだったけど、引退なさってから40年近く経っていたし、当時既にご高齢だったからお身体はそんなに大きくない筈なのに、当時まだキツイ筋トレをして結構いい身体をしていた私より、心理学で言う威光暗示というのもあったんだろうけど、肩幅なんか私よりかなり広く感じました。
そしてその堂々たる体躯と鋭い眼光から来るオーラは凄まじいもの。
あまりのカッコよさに思わず チャン ソンべ と口に出してしまったんですが、張本氏お耳も良かったのか、その声が聞こえたようで、その声の主を探すかのように周りを睥睨しておられた。
夜10時を過ぎていたし、お顔も少し赤かったので多分飲んでこられたと思うんだけど、あれだけの大スターが東急電鉄でお帰りになる(多分田園調布?)のを見て、なにかホノボノとしたものを感じました。
生前、同じ在日のウチの会長が、
「張本は偉いぞ、別れる際、私が乗った車に最敬礼していたんで、車が出た後佐藤(運転手さん)にバックミラー動かさせたんだけど、バックミラーで見たら、車が角を曲がるまで最敬礼を続けていた。
あの男は大したもんだ。」
私大阪出身なんだけど、私の一世代上の方で、ワシ張本の友達や、張本とよう飲んだ、なんてオッサン沢山いました、ホントかどうかわからないんだけどね。
そのせいもあり、大阪には私も含めて張本氏と怪童・尾崎氏(共に浪商出身)が在籍した東映フライヤーズ、そして球団名が変わった現在の日本ハムファイターズファン結構います。
張本氏、この1,2年急激にお身体が萎んでこられたので心配していましたが、86歳まだまだ生きていていただきたかった。
イチロー氏が2軍にいた頃、俺の後を継げるのはお前だけだ、と言われた言葉(張本氏は憶えていなかった)を励みにあれだけの打者になり、そのイチロー氏にメジャー1年目の、オープン戦で絶不調だった大谷選手が話を聞いてもらい、そこから成長していったそうです。
もっとも大谷選手はキャンプ地アリゾナのイチロー氏宅へ行ったけれど、野球の話はあまりせずユンケル貰って帰ってきました、とNHKのインタビュー番組で言っていたけど、ユンケルは兎も角、あの時にイチロー氏と話したことによって今の大谷選手がある、そういう意味では張本氏はイチロー氏の師匠、そして大谷選手の大師匠ということになります。
ああ、張本氏のこと打ちだしたら指が止まらない。
張本勲さん、チャン ソンべ 偉大なる野球選手、そして偉大なる師匠大師匠の現世からの退場を盛大な拍手で送ります。
退場と言えば、暴れん坊と言われた張本選手、意外なことに現役時代退場一度もなし!
野球紳士でもありました。