高校生の頃、毎年冬休み春休みに、今では大スキーリゾートになった、当時は田舎の温泉スキー場だった野沢温泉へ出かけていたんだけど、そこの民宿で知合った関東弁のカッコいいお兄さんたち、何処から来たん? と訊いたら、
横浜よう、ブルーライトヨコハマだあ。
ヨコハマ、ブルーライトヨコハマって聞いて、そのお兄さんたち一層カッコよく感じました。
いしだあゆみ さんのブルーライトヨコハマを歌う姿、良かったなあ。
あの頃まだそんなに一般的でなかったミニスカート姿、今思えばツイギーさんっぽい恰好、あのお顔、お声によく似合っていました。
いしだあゆみさん ってこの歌が出るまで、テレビドラマ『七人の孫』に出ていたくらいで、それほど目立った俳優さんではなかったけれど、このブルーライトヨコハマ以降、歌手としてだけではなく、女優さんとしても活躍された。
言い尽くされているけれど、最高だった演技は映画『駅 ステーション』の冒頭、泣き笑いをしながら敬礼をして、離婚された高倉健さんの乗った列車を見送る、台詞もない短いシーン。
あのシーンは昭和に放映された数々の映画の中で、も最高のシーンだったと確信しています。
横浜がタイトルに付いたり歌詞の中に出てくる歌謡曲、随分あるけど、全て横浜ではなくヨコハマと表記されているのは、ブルーライトヨコハマの影響なんでしょうね。
他にもよく歌謡曲に出てくる長崎、大阪、東京、函館、札幌、全て漢字表記だからね。
それと、横浜って漢字で表記すると、焼売のイメージが湧いてしまうというのもあるんじゃないかな、私だけ?
いしだあゆみさん もうネットで書き尽くされているんで書かないけれど、いしだあゆみさん が ブルーライトヨコハマ を身体を揺すりながら軽やかに歌う姿、忘れられない。
R.I.P. 安らかに、なんて今まで何回書いてきただろう。
もう書きたくない、って私がこの言葉で送られてもおかしくない年齢なんだけどね。
横浜で面白い話思い出した。
いしだあゆみさん を送るのに相応しくないんだけど、明治開国初期の頃の話です。
当時はまだ横浜くらいしか外国人に開放されていなかったんだけど、その横浜に外国人を集めるため、今でいうコマーシャルソングが作られ、芸者さんの三味線太鼓に合わせて歌われたんだそうです。
♬ 港ヨコハマ良い所 ビアもガールもベリナイス ♬
なんて歌だったそうで、なかなか語呂も良いものの、この歌詞を外国人は理解できたんだろうかと思うんだけど、ヨコハマ、ビア、ガール、ベリナイスって言葉だけで、十分横浜をアピール出来てるよね。
昭和100年、明治160年くらいだから、このマーシャルソングができて150年くらい?
150周年記念ってことでこのコマーシャルソング、また横浜の地下街あたりで流したらどうでしょう。
港ヨコハマ良い所 ビアもガールもベリナイス
悪くないよね。