舐めてました、謝ります。
済まん! 岩手県!!
某金融機関の旅行で岩手県へ2泊3日で行っていました。
ニューヨークタイムズの『今行くべき場所』だかなんだかの記事で、日本では岩手県が選ばれたってニュースがあったんで、それに釣られて金融機関、旅行に岩手県を選んだみたいだけど、岩手県? 2泊3日も何所行くんだあ。
MLBの菊池雄星投手、大谷翔平投手(だよね?)の出身校へ行く、ってのが目玉みたいだけど、まあ岩手県といえば、そんな所しかニューヨークタイムズの記者は別として日本人には見たい所ないよね、と思ってたんだけど、いやあ岩手良い所でした。
岩手県って、駅前以外は戦火を免れていたそうで、明治時代からの建物も多く残っていて、初日に旧岩手銀行(だったかな?)へ行ったんだけど、銀行内を見物し、そのあと岩手城跡公園を、一人でブラブラしていたら、素晴らしく景色の良い場所があり、私、旅行へ行っても殆ど写真撮らないんだけど、あまりの景色の見事さに写真を撮り、後でそのことをガイドさんに言ったら、その場所こそがニューヨークタイムズに写真が掲載された場所でした。
洋の東西を問わず、誰の思いも一緒なんだね。
街の中心地にあれだけの素晴らしい景色があるんだから、これは楽しみ、と思っていたら、それから訪れる場所訪れる場所、素晴らしい紅葉黄葉でした。
平泉の中尊寺なんて、中尊寺の参道から周りの山々、圧巻の紅葉。
中尊寺、以前も来たけれど、紅葉のシーズンではなかったんで、金色堂くらいしか記憶に残っていなかったけれど、今回は金色堂よりも参道の紅葉が印象に残っています。
今年は暖かかったんで、例年なら紅葉シーズン既に終わっていたそうで、良い時期に行きました。
花巻東高校、菊池雄星投手と大谷翔平投手を讃える大きな垂れ幕が校舎三階から下がっていて、そのため日の当たらない教室もあるんだそうだけど、そんなことで文句を言う在校生はいないようです、そうだよねえ。
両投手の垂れ幕の横に同じ大きさで東京大学に合格した生徒さんの名前が書かれた垂れ幕が下がっていたけど、両投手の横に同じ大きさの垂れ幕を飾られた生徒さん、どんな気持ちだろうねえ。
岩手県って大物政治家が何人も出ている県(原敬首相もそうかな)だから、この垂れ幕に発奮し政治家を志し総理大臣になり、この垂れ幕のお陰で総理大臣になりました、なんてコメント聞きたいものです。
岩手県の魅力、書いていけばキリがないんだけど、残念だったのは今回の旅行行程の中に、こけし色付け教室 が入っていたこと。
こけし、岩手でも有名みたいだけど、こけしって昔々貧しい農家の方が生まれてきた子どもを育てられないと まびき をし、その子どもの代わりに作られた、こけし は 子消し という意味だ、なんて説もあるから、嫌だなあ、と思いながら、一人だけ行かないわけにもいかないんで参加したけれど、なんせ私絵心がない.....。
白木地の人形に目鼻衣装を塗るんだけど、まあ酷い出来でした。
交通事故に遭った子どもさんみたいなこけしが出来上がりました。
持ち帰らなければいけないんだけど、怖くて箱から出せない。
捨てるわけにもいかないし、正月明けのお焚き上げの際、そっと門松の下に隠して持って行き、お焚き上げしてもらおうかな。