何度も転んでは顔を打って痣をこしらえ、顔を打つ前に手をつけばいいのに、と言ったら、顔を打つ前に手をつけるくらいなら顔を打たないわよと、もっともなような訳の分からないようなことを言っていた中婆様、今度は階段の踊り場で前のめりに転び、そのまま下の階まで階段で顔をガンガンガンと打ちながら落ち、顔の骨を何カ所も折った、というので、お見舞いに行ってきました。
お見舞いといっても入院はしていないで自宅に居たんですが、もう顔全面が赤黒く内出血して腫れあがっていて、いくら連休中とはいえ、入院してろよ、と思ったんだけど、病院に何か事情があったのか、高齢者の怪我は命に係わらない限り医療費の関係で入院させるな、という厚労省の方針なのか。
そういえば、去年膝の半月板を損傷した80歳の婆様、高齢者は長期入院する必要のある手術は出来ないと、手術を断られ1日だけの入院で退院させられたとか。
高齢者は長期入院すると、足腰が弱り、そのまま寝たきりになるから、という理由だったらしいけど、なんかおかしいよね。
周りの高齢者、大抵何度か転んでるけど、顔や手首、肋骨なんかを折ってるけど、幸いなことに頭は打っていない。
頭打つと、その時はなんともなくても、特に高齢者は血管が弱くなってるから、頭蓋骨の下で徐々に、あるいは急激に出血し、硬膜下血腫で亡くなる、ということがよくあります。
友人の会社の同僚、忘年会帰りに転倒し頭部を強打、その時は笑っていたそうだけど、翌日急性硬膜下血腫で亡くなったとか。
亡くなったのが年末だったので正月明けまで葬儀が出来ず、ずっと葬儀会社の冷凍庫の中に安置されていて可哀想だったって言ってました。
急性硬膜下血腫で亡くなった唐十郎さんは高齢だったからともかく、鳥山明さんご自身も周りの方々も、まさかと思ったことでしょう。
そこで前々から思っていたんだけど、高齢者や足腰が弱っている方々が普段からかぶっていられる、日常かぶっていても負担なならないヘルメット、開発して売り出したら、売れると思うよ。
女性用ウイッグ、20~30万円するけど結構売れてるみたいだから、高齢者用ヘルメットだって売れると思うよ。
そういうヘルメットが開発されるまで、足腰に自信のない方、自転車用ヘルメットでいいからかぶるようにしましょう。
お洒落な自転車用ヘルメット幾つも売られているからね。
私、8歳の時、頭の骨を折る程の大怪我をし、次に頭を打ったら死ぬと言われたのに、二年後また頭を強打し長期入院、次はないよと言われて60年、幸い頭を強打することはなかったけれど、視力が衰えたせいか、単なる老化なのか、転ぶことはないけれど、躓くことが多くなったんで、普段からヘルメット、そろそろ真剣に考えなければ。
自転車用ヘルメットかぶったまま飲み屋に現れても、笑わないでくださいね。